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食欲の夜
少年は上目遣い
スイーツねだるだけのslender
次々と箱を開けた際
ボロボロとカスを落としていく
まだ空腹 もっと欲しい
色々食べては吐き出した
口の中を洗うのがsign
「他に食べるものはないの?」って
どれだけ沢山食べても
お好みのものが見つからない日々を送る
“つなぎ”の生き血は美味しいのだけど
大人たちは何故か止めるの
だから 夜な夜な つまみ食い
口の中はベタついた
反面 喉は潤った dirty
無理矢理食べたスイーツ
いまさら切り替えは利かない
こんなに甘くて美味しい
極上の密があるのに忘れさせようと
無理だよ 出来ない っていくら言っても
大人たちは必死に止めるの
だから 街(冷蔵庫)の中 あさる
汚い そんな穢れた手で触るのは止して
少年は紅い瞳を閉じた
だんだん青白くなって崩れ落ち行く様
こんなに綺麗に散るのに
泣くなよ 大人だろ っていくら言っても
届かないの 目も覚まさない
沢山 ご馳走さまでした
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