top of page
図画工作
誰からどう見ても大人な君の素顔を
目にしてからは胸が酷く痛むんだ
我慢ばかりしてさ 何が楽しくて笑う
本気で笑ったこと一度でもあったかい
ネットで吐いた言葉は真実
君にとってはそちらが世界
くだらねぇって投げ出したそれは どんな形にも変わるんだ
何も知らないくせに そう言う君が知ってるのは
ほんの一部だけだろうが 全部捨てるのはまだ早いな
友達になろう 格好つけずに
仲良しこよしが無理ってわけじゃないみたいだね
声かけてもらうのを石みたいに待ってるだけ
嫌われるのが怖いからって
諦めるなよ そこが嫌い
挫けそうで涙して 今がどん底みたいに言うなよ
際限なく深い地下まで掘ったわけじゃない
一歩ずつ踏み締めた知らない道を覚えていくように
きっと慣れるから 話しかけてみよう
永い時間をかけて
氷を溶かして
水のように形のない答えを探せ
淡い期待で結構
談り合える人は
火を見るより明らか
必ず出逢えるさ
よく言うだろう 人は変えられない
まずは君自身変わればいい
陰で生きて 光など眩しいだけだと目を塞ぐなよ
目ん玉かっ開いて何もかも脳に焼き付けろ
花見でも花火でも月見でも雪見でも
誰かと一緒にいればなお綺麗
ほらくだらねぇって投げ出したそれが こんな輝くものになった
何も知らないくせに そう言った頃が笑えるだろう
君の色 他人の色 混ざり合っては反発し合って
白紙の世界が名画に変わる
bottom of page