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スマイル
君が来ることを待ってニオイを嗅ぎ分け
姿見えてきたら尻尾を振るよ
近づけた顔を舐めた
くすぐったそうな表情に
エサだけじゃないよ 君を待つ理由
本当に好きだから寄りそうんだ
首輪のない僕の首に
青い友情 巻いてくれた
嗚呼 抱く腕が次第に冷たく
分かったけど分からぬフリを
時間はとても遅く進む
それは決して楽しいことじゃないから
目のあたりが温かくなる
笑顔を作りたい…
君が来ることを待ってニオイを嗅ぎ分け
姿見えるのなら尻尾を振るよ
ここの下 埋まっているんだろ?
早く出てきて遊ぼうよ
嗚呼 全力で空に叫ぶ
意味なんて君には分からないだろう
いまでも時間は遅く進む
早くなる時は君に会う時だろう
死ぬのって どんな感じなのかな
痛いのは嫌だな
夜空にひとつ大きな星
隣りにひとつ小さな星
僕もいずれはなれるのかな
君の為なら身など惜しくはない
それでも それでも 僕を求める
人がいるなら会ってみたいな
嗚呼 最期の朝 近づいてる
分からぬフリはしなくていいね
恐くはないよ 君が待ってる
今になって時を刻むのは速く
世界が濡れる
僕の目だけかな
痛みなどないけれど
何かな? この胸にあるのは…
優しい人が犬を見つけた
それは既に冷たくなってる
近づけて顔を撫でた
よく見てみたら笑顔で
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