top of page
エル
幾年 思い馳せど 遠くて
気持ち 気付かぬふりして誤魔化す
まるで各停にでも乗ってしまった
目的地まで酷く待ち遠しい
揃いの首飾は服の下
誰の目にも触れさせたくないから
君ばかり責負わないで
私も当事者でしょ?
傷を舐め合おう
神様「貴女をお救いします」
なんて傍迷惑です
たかが恋でも まして罪でも
私受け入れますから
傍目から見れば異端なんだ
分かってはいるけれど 苦しいや
普通の恋がしたかった
けれど 胸は膨らんでいく
退けば 終いにすればもう
あの娘も幸せかな
傷くらい負おう
仏様「もう君は自害しなさい」
と言うような仕打ちです
こんなに愛しい あの娘無しでは
自分 生きる理由など…
触れるような口付け
嫌われそうで恐れ
解けそうな抱擁
止めたくても止められなかった
恋が始まり 同時に交わる
吐息が渦巻いた
共に歩んで行けるなら
痛みなど気にしない
傷を付け合おう
神様・仏様「「二人の勝手にすれば」」
ってくらい無責任で良い
どうせ運命は出会うところまで
成るように成る
天の上から見惚れるが良い
たかが恋の行く末を
bottom of page