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謝罪のマーチ
繋ぎ止めていた『人間』というチェーン
ただ生きているだけで関係あるんだって
意味もなく誰か標的にして
何かと因縁つけて当り散らしました
いまやそいつと出会うことなんか
もちろんないけれど
悪いとは思っているんだ
ごめんねなんか言わないけどな
拡がった運命共同
生まれ変わったら過去
予測していた終わり
実際見たらこんなに違うもんだった
違うもんだった
許さないとばかり睨みつけた目
あの目が今でも夢に出たりする
水を被っても 石当てられても
光を放っていたその目が怖かった
もしも自分が標的にされたら
抵抗できねぇな
その分あいつは強かった
会っても挨拶できないや
縮まった体内心臓
何かに怯えている
気付いたら屋上に
靴はきっちり揃えてる 何してんだっけ
何してんだっけ
見下ろせばすぐ下で
問題のあいつが見上げている
鳥肌が立つのを感じました
まだ『あの目』で睨みつけていた
駆け巡った霊的嫌悪
確か逝ったはずだろう
有無も言わさず衝動
足が勝手に動く
躍動する半身両足
何かに操られ
言えなかった謝罪の言葉
だってもう遅いだろ ごめんなさい
ごめんなさい
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