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幻幸
君に会ったのはいつの日だろう
本当はいないのだけど
たとえ僕の幻だとしても愛する
僕の隣に今いるけれど
他の人には見えないんだ
触れられるよ 君もそうだろ? ほら手を握って
その髪すら その温もりすら ウソだって言うの
こんなにも近くに感じているのに
海辺で悩んでる僕を見て
「私は所詮幻覚なの。
だから普通の恋をしてほしい。幸せに」
ずっと側に君がいることだけ考えてたよ
そんなにも淋しい顔しているんだよ
その影さえ その匂いさえも 幻なの
ずっと君を考えてただけだと言うの
ありえないよ そんなの絶対
"君はいるけど、人には見えないだけ"
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