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命の限り
悲しげに咲く花 影が差して
涙が出ない代わりに花びら散らす
陽の光すら届かない 絶望に満ちた
「私はこのまま果てるの」確かに聞こえた
闇は消えずに まるで空のように
どこに逃げても無駄でしかない
こっちにおいで 包んであげる
これ以上ないってぐらいの陽の光で
勝手に泣くな 涙の花びら
散らすより咲け綺麗に 命の限り
もう花びらはなくなったかい? 全て流したかい?
本当にこのまま果てたね 今から咲くんだね
自転車走った 先にはあの花
逃げ道はない 動けないから
その時見えた あの花の笑顔
陽の光より明るい 僕を照らして
いま気付いた 絶望に満ちてたのは
他でもない僕自身だ 気付かせてくれた
でも遅すぎた あの花は死んでいた
救うどころか救われた 命の限り
悲しげに咲く花 影が差して
今度こそ僕が救うよ 命の限り
果てるまで
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